3月です。春めいてきました。春が来るのが嬉しいと感じるのは、冬の寒さがあるからですよね。寒いのは嫌だと思っても、やはり季節の違いをはっきり感じられるのは素敵なことです。長年シンガポールに住んでいた友人が日本に引っ越して来て一番感激したことは、「四季」があることだと言っていました。彼は窓から見える木々の変化をいつも楽しんでいたようです。
さて、前回の続きで、"I hope" について書きます。今日は「~といい」の表現を「主語は何か?」という点から考えましょう。まず、(希望に含まれている)主語を二つに分けます。
- あなた、第三者、人ではないもの
- 私
さらに、1を二つに分けます。
1-A の例文。
A. 希望が私(話者)と関係がないこと
B. 希望が私(話者)と関係があること
1-A の例文。
I hope that it will be sunny tomorrow. 明日は晴れるといい。
I hope that it will not rain tomorrow. 明日は雨が降らないといい。
I hope that you/he will pass the audition. あなた/彼がオーディションに受かるといい。これらの文は動詞のショートフォームで結んだフレーズ(話者の希望)に「と いい」を付けた形です。 単純です。
1-B の例文。
I hope that you give me some advice. あなたがアドバイスをくれるといい。
I hope that you will like it. あなたがこれを気に入ってくれるといい。
I hope that she will come early. 彼女が早く来てくれるといい。「~てくれる」を使うと、相手の行為が「私」にとってありがたい、うれしいという気持ちが表せます。 無くても、文法的に正しいし、問題はありませんが、「くれる」を使った方が気持ちを込めることができます。
では、2の主語が私の場合。
I hope to see you again. (私はあなたに)また会えるといい。
I hope to get a job overseas. (私は)海外で仕事につけるといい。ポイントは「会う」と「つく」が可能形の「会える」と「つける」になることです。 これは可能形じゃないと、間違いです。
それで、先ほどの例文 "I hope that you give me some advice." をちょっと変えて、考えてみます。
「あなたがアドバイスをくれる」を「私」から始まる文に変えると、次のようになります。
(私は)あなたからアドバイスがもらえるといい。「あなた→くれる」が「私→もらう」になって、「もらう」が可能形の「もらえる」になります。同じ意味ですが、主語が変わると動詞の形が違うんですね。他の二つの文も同じことができます。
(私は)あなたにこれを気に入ってもらえるといい。
(私は)彼女に早く来てもらえるといい。「~といい」を主語に注意して、正しい動詞を選んで使ってみてください。それから、"I hope so." は「そうだといい」、または「そうなるといい」「そうできるといい」と言うのが簡単かな。反対に、"I hope not." は「そうじゃないといい」、または「そうならないといい」。場合によって使い分けてくださいね。
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