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Tiếng Nhật Cho Mọi Người & Miễn Phí

2013年1月11日金曜日

風が吹けば、桶屋が儲かる

お正月休みが終わりました。みなさんの休みは楽しかったですか?私はいつも通りのお正月で、家族とおせち料理や色々おいしい物を食べて、過ごしました。今年は着物を着たのがちょっと変化でしたね。
では、早速ですが、みなさんは次の表現を聞いたことがありますか?

風が吹けば、桶屋が儲かる。
    (かぜがふけば、おけやがもうかる。/おけ: wooden bucket )    

これは江戸時代に現れたことわざです。この一つの文だけでは意味を成さないので、全部を紹介します。
大風が吹けば (A)、土ぼこりが立つ。
土ぼこりが目に入れば、盲目の人が増える。
盲目の人たちは三味線を買う。(*当時、盲目の人たちの多くは三味線を作る仕事をしていた。)
三味線に使う猫の皮が必要になれば、猫が減る。
猫が減れば、ねずみが増える。
ねずみは桶をかじる。
桶がかじられて、桶の需要が増えれば桶屋がもうかる (B)。
 
このように長いストーリーがありますが、つまり「あること(A)が起こると、その影響がめぐりめぐって、意外なこと(B)にまで影響が及ぶこと」を意味しています。おもしろい表現ですよね。

A   ば、B   。」 A と B の関係は A が仮定で、A によって B がもたらされる。「~ば」は「~たら」、「~と」でも言い換えられます。ここで B は話し手の意思を持った行為ではありません。それとは無関係のことが起きるのです。話し手の意思で B をコントロールすることはできません。だから、「~と」も使うことができます。もし、 B が話し手の意思を持った行為の場合、「~と」は使えません。例えば、
風が吹けば、サーフィンに行こうと思う
風が吹いたら、サーフィンに行こうと思う
これが、「~ば」「~たら」「~と」の違いの一つです。

ちなみに、上記のことわざは北海道の海沿いの町では三味線や猫ではない話で伝わっているそうです。北海道(一部)版は次のとおりです。
北風が吹けば、流氷が来る。
流氷が来れば、急激に気温が下がる。
気温が氷点下まで下がれば、桶が凍って、壊れる。
桶の需要が増えれば、桶屋がもうかる
北海道の極寒の海の町ならではのストーリーです。過程は違っても、結果は同じ。言いたいことも同じです。ただ、その地方の特色が表わされていて、これもおもしろいですよね。
 

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