9月になって、東京では気温は高くても、湿度が低いさわやかな日が続いています。少しづつ秋に近づいていますね。しかし、こんな天気が始まる前、先週は日本に大きな台風が来て、ひどい被害を残して行きました。その前にはアメリカ東海岸にも大きな台風が来ましたね。また、地震のないワシントンD.C. やNYで地震があったと聞いて、びっくりしました。今年は世界各地で自然災害のニュースが多くて、怖い気がします。今週末には3/11の東日本大震災から半年が経ちます。
さて、今日のテーマは「べき」と「はず」です。この二つの違いは何?とよく聞かれますが、日本人からすると、どうしてこの二つが似ているの?と思ってしまいます。「べき」と「はず」は意味や使い方がとても違うからです。でも、多くの人が「べき」と「はず」の違いがわからない理由は、英語にすると二つとも "should" だからですね。
まず、英語の辞書で "should" の定義を見てみましょう。
- indicating advice or recommendation: 1) He should stop smoking. 2) They should have called the police.
- drawing a tentative conclusion: 1) We should arrive before dark if we leave now. 2) The road should be less crowded today because it is Sunday.
- 彼はたばこをやめるべきです。
- 彼たちは警察に電話をするべきだった。
そして、drawing a tentative conclusion は「はず」の意味です。英語の例文は日本語で次のようになります。
- 今、出れば、暗くなる前に着くはずです。
- 今日は日曜日だから、道はあまり込んでいないはずです。
- 彼は来るはずです。(I am certain that he will come.)
- 彼は来ないはずです。(I am certain that he will not come.)
- 彼は来るはずがない。(I have no doubt that he will not come.) つまり、「彼が来る」ことが起こらないと確信している。
- 彼は来ないはずがない。(I have no doubt that he will come.) つまり、「彼が来ない」ことが起こらないと確信している。二重否定なので、強い肯定になります。
でも、「べき」と「はず」の意味は違うことははっきりしましたか?まず、この二つを英語で考えるのをやめましょう。やめるべきですね。
ところで、今回 "should" を辞書でひいて、"should" が "shall" の過去形であることを久々に思い出しました。学生の頃そう習いましたが、すっかり忘れていました!
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