みなさんは夏休みをどのぐらいの長さでとりますか?職種、会社、そして国によって、いろいろですよね。ご存知のとおり、「日本人の夏休みは短い」ということはよく指摘されます。これは国民性や会社のルール、または個人的な考えによるものですが、一般的に日本人は他の国の人たちより短い休みでも満足できるのだと思います。もちろん、休みがないのはいやですが。
「日本人の夏休みが短い」という点だけではなく、「日本人の会社員は有給休暇をあまりとらない」ことでも知られています。自分の仕事が忙しいのに、または同僚たちが忙しく働いているのに、自分だけ休みをとるのは申し訳ないという気持ちになるのでしょう。みんながそのように感じると、いっそう休みをとりにくくなってしまいますね。
日本で働いている外国人とこういう話をよくします。その中で、先日「そもそも日本語では『休み』という単語一つしかないけど、英語ではvacation, holiday, day-off, leave, break など色々ある。」とある外国人に言われました。たしかにその通りです。
辞書によると、
- 休む:仕事、活動を中断して、心身を楽にする。
- 休み:休むこと(名詞)
「休」の漢字を分解すると、左側のへんの「亻」=人が右側のつくりの「木」にもたれて、体をリラックスさせている状態を表しています。
次は英単語の定義です。
- Vacation/ holiday: period of time away from everyday work, used especially for travel, recreation and rest
- Leave: permission given to an employee to be absent from work for a special reason
- Break: interval especially between periods of work
こうやって並べてみると、全ての英単語は「休み」とひとことで言えることがわかります。1時間の昼休みも、1週間の夏休みも、日本人には仕事や勉強から離れて、リラックスをする時間であるという意味は同じです。
もちろん日本語でももっと詳しく休みを分けることができます。例えば、祝日(national holiday)、有給休暇 (paid holiday)、休憩 (short break) など。でも、これらは「休み」の種類でしかなく、結局「休み」という言葉に取って代えることができます。また、日本人が寝る前に必ず言う「お休みなさい」というあいさつも「一日の活動を終えて、それから離れて、寝てください。」という意味です。「寝る」ことも「休み」の種類だと言えるでしょう。
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